久しぶりです。
連日TVで映し出される現実に夢であってほしいと、思わずにはいられません。地震から5日目。地震津波だけではなく発電所、続く余震、計画停電・・・。いくらなんでも神様・・・と叫びたくなります。
震災当日。私は休日で、前日夜更かししたので昼過ぎでまで寝てました。でも地震起きました。おそらく震度3か2ぐらいだったんですが。私の住んでいるアパートは大型トラックが通っただけでも揺れるので、またトラックかと思ったけどあまりに続くのでちょっと気持ち悪くなって起きてTV付けたのが最初でした。茨城・東北地方で大きな地震があったと報道されていました。まだ映像等はなくマグニチュード8というと阪神大震災レベルの地震が起きたんだぐらいの認識でまだ把握できてないというか、現実味がないというか。実はその日、院内報告会で全職員の前で報告書を発表しなければいけなかったんです。そっちの緊張があって準備しながら地震速報を見ていたのもあったんでしょうね。被災者の方々には申し訳ないぐらい、当時の自分は自分のことしか考えてなかったというのが本音。で、そろそろ職場に向かおうとした瞬間職場から電話。「地震のことで緊急会議が入ったので報告会は中止になりました。」この電話でことの重大さを知ったんです。会議=救護班要請。うちは災害時に召集がかかったら何がなんでも出向くことが義務付けられています。しかし同じ義務を課せられている施設に比べ、規模が小さい施設で訓練を受けているものも比較的少なく阪神大震災のときも直後に召集はなかったと聞いていた。なので本当にヤバイことが起きていると・・・呆然としていたらTVでは津波が・・・東京方面は帰宅難民。ツィッターで流れてくる膨大な情報と被害情報。カツン繋がりでお知り合いになったお友達の安否が気になりましたが、逆に迷惑になると考え控えました。とりあえずその日は夜中までツィッターに張り付いてました。とにかく状況を知りたい・何かできることはないかと・・・でも何も出来なかった・・・。そして翌日、前日より増えた情報・映像に本気でビビりながら出勤。
昨日の会議で救護班が夕方出発したと知りました。16時過ぎに召集がかかり17時過ぎに出発。中には勤務中の看護師もいましたが途中で自宅に戻り1時間で準備をして出発したとのこと。どのぐらいの被害があってどこに向かうのか、どういうルートで現地に向かうのか・・・全く決まっていないまま・情報もないまま出発。携帯電話がうまく繋がらないということで救護に行った人達の情報は全く分からず。メンバーにはいつもお世話になっている上司もいて、本当に心配で・・・休憩中もTVを見ていましたが、津波の被害・余震・火事・コンビナート爆発・・・・見ているのが辛かった。私は東北地方にも関東地方にも身内はいません。もっと言えばじゃにをたじゃなかったら関東にも東北にも行くことはなかったでしょう。そして友達も。今までの国内で起きた災害・事故もそりゃそれなりに心配もしたしいろいろ思った。でも今回は違った。連日放送される悲惨な状況は今まで見たことがなかったことが一番でしょうけど・・・友達が、知っているところがと思うと居た堪れなくて。私は今まで大きな災害や事故に合う事なくのうのうと生きてきた人間です。こういうとき心を痛め辛くなるけどどこかで冷めていたんだなと思いしりました。きっかけはジャニですが、私は初めて人との繋がりの重さを知ったような気がします。知っている人だけじゃなく、顔も見たことない人のことも思う気持ち。自分にできることは何か考えること。皮肉にもそれを教えてもらった気がします。なんか能天気なこと書いてすみません。
昨日うちの職場は被災地に無期限で救護を出すことが発表されました。数人が交代で現地に向かいます。そして今日、1班が帰ってきました。少ししか話は聞けませんでしたが、現地は悲惨だったようです。何も情報がないまま出発したが、現地でも何も情報はなく、何が起きているのか知らない状況で被災者の方もみんな食べるものも限られおり、水も少ない。停電・寒さ・・・肉体的疲労より精神的疲労の方が酷くぐったりしてました。くわしく話は聞かずともその姿だけで被災地の状況が分かりました。

自分にできること。今は募金ぐらいしかないかな・・・と思っていたけど、今動けるのは西日本に住んでいる自分たち。日常生活を精一杯送ること。一生懸命働いて経済を麻痺させないこと。

私は救護に向かうスタッフの勤務交代を快く引き受けること。体調管理に気をつけること。
当たり前のことを当たり前にやる。当たり前のことができることに感謝する。






本音はね。もうTVを見るのが辛いです。だからといって前みたいにDVDとか見る気分にもなれず。不謹慎と思っているわけでも自粛しているわけではないです。情報を知らないことが怖くてTVの前から離れられない。地震だけじゃなく津波発電所も・・・いろいろ起きすぎて。常に緊張感にさらされている感じです。TVの前の人間がそんな感じなんだから・・・現地は・・・と思うと想像もしたくなです。でも知ること・正しい情報か判断することも大切だとここ数日で分かったので・・・。