原始的ああ原始的 文明的ああ文明的

冬眠する熊に沿い寝してごらん
2014.1.27(月)開場18:00 開演18:30 Bunkamuraシアターコクーン
2014.2.12(水)開場12:30 開演13:00 大阪・森ノ宮ピロティホール
やっと感想を書くことができたよ。なかなか頭の中の整理もできないまま仕事が忙しくて日にちが経ってしまいました。でも頭の中の混乱はそのままですねーでも不思議なことに日が経ってもまったく薄れないんだよね。
正直この話を完全理解ってのはできてなくて。人によってはいろんなとらえ方があるしーみたいなレベルにも達してないレベルの理解度なんです。でもそんな私でも視覚・聴覚から入ってくる情報がすべて刺激的で。それがずーっと引きずるんです。セリフ一つ一つ何気ないセリフもすごく残る。きっとちゃんとストーリーを理解するとセリフ一つ一つに意味があって。特に繰り返される数字には何かの意味があるんだろうなー程度の理解で大変申し訳ないのだけど。
セット一つとっても異空間に一気に引き込まれるし。犬も熊も着ぐるみなのに動きが気持ち悪い(いい意味ですよ)し。たくさんのおばあさんたちも奇妙だし。とにかくすべてが奇妙。その空気管を味わえただけでも舞台初心者的には十分だったのかもしれない

そして上田君。素晴らしかったよ。本当に本当に演技がうまくなったね。成長が著しくておばさんついていけないよwざっと説明すると前半はかわいい弟後半は狂気な男。私は東京と大阪千秋楽を見たんですが。千秋楽に入れたのは本当に幸運ですよ。だって集大成だもん。後半は狂気だったのが狂気と愛憎そこにふかーい悲しみが一気に押し寄せてきて。東京でみたときも凄いとは思ったけどあれはまだまだ成長過程の一部だったんだなー。カーテンコールではまだ抜けきれなくて無表情。でも座長という風格ではなくあくまで横並びの主演って感じに受け取ったんだけどそこにいたのは私の知らない上田君だったなー。でも千秋楽でみた上田君は、最初はまだたねひこさんな上田君だったのに鳴りやまない拍手とスタンディングオーベーションで何回もカーテンコールあって。兄さんにおんぶしてたんだけど。その姿は、この奇妙な運命に翻弄されず普通の暮らしをしていたらこんなだったんだろうなーなんて思うと涙腺が緩むし。あと兄さんのジャージをずらしたり、ついでに勝村さんのもやろうとしたけどやめたりw仲の良さが感じられました。またいい仕事とその仲間に会えたね。

今頃燃え尽き症候群になってないかなwもしたねひこな上田君が曲を書いたらどんな曲になるんだろうね。きっとモンスターナイトを作った同一人物とは思えない曲ができるんだろうね。また上田君の世界が広がったなー。演技の仕事がしたいといって映画から舞台が続いたけれど次はドラマでみたいなー。
最後。スタッフさんの演出でキャストがまったく見えないぐらいの紙ふぶきがステージに舞って、あまりの量にキャストのみなさんも監督も笑顔だったけどすごくきれいだったんだよね。いわゆるザ・座長雰囲気じゃなかったけど吹雪の中真ん中で三方礼する姿はすっごくかっこよかったし誇らしかった。

遅くなりましたが。上田君本当に本当にお疲れ様でした。舞台俳優上田君にまた会えますように。今頃ボクシングに没頭してるかな?


まー欲を言えばかめに見てほしかったなー仕方ないんだけどさー。
あと。舞台の上の上田君はめっちゃ細くて勝詣と比べてめっちゃ痩せたんじゃないか?と思って大丈夫かなー?なんて思ってたら年末年始から3㎏も増えたとか・・・びっくりだわwまぁやつれたメイクでそう見えただけだとしても細くみえたよ。